肌のバリア機能とは

「肌のバリア機能」と目や耳にしても、果たしてそれが具体的にどのような働きを指すのか、普段私達が意識する事は殆ど無いかと思われます。私達の肉体を1番外側で守る皮膚は、単なる「皮」という存在ではなく、外部からの刺激に柔軟かつ強靭に対応する能力と同時に、内部の細胞臓器をケアする繊細な能力も兼ね備える、紛れも無く身体表面の臓器の1つなのです。

例えば炎天下で長時間過ごせば、私達の肉体の大半を占める水分は急速に失われ続けます。体内の水分の極端な減少は生命の危機に直結します。皮膚は自らの判断で水分の蒸発を防ぐ「バリア機能」を用い、体調劣化を防ぎます。反対に極寒下で長時間過ごせば、体温低下などこちらも生命に影響する体調変化が避けられません。冷たい外気に因って平熱を失ってしまわぬよう、やはりバリア機能を用いて体温の維持に努めてくれるのもまた、皮膚という臓器なのです。

ちなみに皮膚は身体の表面は「角質層」と称される皮脂膜でおおわれた部位で、その下の角層細胞内には天然保湿因子の「NMF」や角層細胞間脂質が有り、健康な状態の肌であれば角層細胞が切れに積層されており、先に述べた重要な物質を豊富に含んでいる事も、専門知識の1つとして知っておいてください。